「終戦のエンペラー」を見たこのエントリーをはてなブックマークに追加

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まあ結論から言うと「ふつー」。まあ暇なら見てもいいかも、ってレベルかなあ。一応ネタバレあり。

ハリウッドによる天皇の戦争責任を題材にした映画、ということで、 一体どんな説を唱えてくるのかというのを、トンデモならそれはそれであり、という 心構えで見に行ったのだけど、その期待(?)は裏切られた感じ。

無駄な混乱を引き起こしたくないマッカーサーが、票になるので天皇を 裁きたい本国の政治家を黙らせるために天皇の戦争責任を調べる、という 筋なのだけど、結局「開戦に積極的に関わったかどうかは分からないけど、 終戦には積極的に関わったし、裁かない方が得」という結論を出すんだよね。 無難というかなんというか。NHKでやってる海外ドキュメンタリーを やたら豪華な配役で見ている気分になった。

そしてそれだけでは間が持たないせいかのか何なのか、恋愛パートが長い。 まあそういう要素も挟んでもいいとは思うけど、バランスが悪かった気がする。

まあこの映画は日本人向けじゃなくてアメリカ人向けで、こんなテーマで こんな無難な内容の映画をハリウッドが作った、と言うことが一番の 価値なのかも知れない。