12月8日、まさかのNetHackの公式新バージョン3.6.0がリリース。3.5.0(仮)との違いを軽く覗いてみる。
(これはRoguelike Advent Calendar 201510日目の記事です。)
前回までのあらすじ
例によって変更点の詳細はfixes36.0にまとめられているのだけど、旧fixes35.0からでも100行以上追加されているので目についたところをメモしておく。
変わらないこと
まずは変わらないことから。
- 種族
- 職業
- クエスト
- 特殊レベル
- モンスター
などの数や名前は相変わらず変わってない。 パラメータは少し変わっているものもある。
変わったこと
アイテムの数が変わっている
効果はまだちゃんとは調べてないけど多分ゲームプレイには対して影響しないはず。
特殊レベルを定義する.desファイルの形式が拡張されている
マップの一部だけをランダムに変更する機能などが追加されている模様。 いままでと同じと思って探索しているとちょっとおかしいことに気付くかも。 ファイルの互換性がなくなっているのでバリアント作成者は変更が必要だけど、ぱっと見は機械的に変更できそうな感じかな。
Xコマンドが二刀流切り替えになった
いままでXコマンドは(めったに使わない)探索モードへの切り替えだったのだけど、二刀流切り替えコマンドになった。 探索モードへの切り替えは#explore拡張コマンドへ。
パッチの追加
Paranoid_Quitは3.5.0から入っていたのだけど、それ以外にも多くのパッチが導入されている。 プレイが快適になるかな?
ソースの整理
もういらないだろうというような#ifdefがなくなったり、IBMGraphicsとかが外部ファイル化されたりいろいろ。
まとめ
3.4.3から見てもゲーム内容としてはほとんど変わってないのだけど、細かいところが色々改善されているのでプレイしやすくはなっているのかな、という感じかな。