NAME

perl5201delta - perl v5.20.1 での変更点

DESCRIPTION

この文書は 5.20.0 リリースと 5.20.1 リリースの変更点を記述しています。

5.18.0 のような以前のリリースから更新する場合は、まず 5.18.0 と 5.20.0 の違いについて記述している perl5200delta を読んでください。

互換性のない変更

故意に、5.20.0 から互換性がなくなるようにした変更はありません。 もし 5.20.0 との互換性がなければ、それはバグですので、報告をお願いします。 以下の "Reporting Bugs" を参照してください。

性能改善

モジュールとプラグマ

更新されたモジュールとプラグマ

文書

既存の文書の変更

perlapi

perlfunc

perlguts

perlpolicy

perlre

perlsyn

perlxs

診断メッセージ

以下の追加や変更が、警告や致命的エラーメッセージ含む診断出力に行われました。 完全な診断メッセージの一覧については、perldiag を参照してください。

既存の診断メッセージの変更

設定とコンパイル

プラットフォーム対応

プラットフォーム固有の注意

Android

一般的に、そして特に Android 用に、クロスコンパイルでのビルド対応が 改良されました。

OpenBSD

Perl をビルドするときの設定ヒントで使われるアーキテクチャとバージョン番号が 修正されました。

Solaris

c99 オプションは整理され、ヒントは SUNWspro 同様 solstudio も 探すようになり、ネイティブな setenv のための対応が追加されました。

VMS

主に 7.3 より前のシステムに影響するような、機能チェックに関する古いバグが 修正されました。

Windows

MinGW では %lld ではなく %I64d を使うようになりました。

内部の変更

バグ修正の抜粋

Acknowledgements

Perl 5.20.1 は、Perl 5.20.0 以降、36 人の作者によって、 170 のファイルに約 12,000 行の変更を加えて、 約 4 ヶ月開発されてきました。

自動生成ファイル、文書、リリースツールを除くと、110 の .pm, .t, .c, .h ファイルに約 2,600 行の変更を加えました。

Perl は、活気のあるユーザーと開発者のコミュニティのおかげで 20 年を超えて 繁栄しています。 以下の人々が、Perl 5.20.1 になるための改良に貢献したことが分かっています:

Aaron Crane, Abigail, Alberto Simões, Alexandr Ciornii, Alexandre (Midnite) Jousset, Andrew Fresh, Andy Dougherty, Brian Fraser, Chris 'BinGOs' Williams, Craig A. Berry, Daniel Dragan, David Golden, David Mitchell, H.Merijn Brand, James E Keenan, Jan Dubois, Jarkko Hietaniemi, John Peacock, kafka, Karen Etheridge, Karl Williamson, Lukas Mai, Matthew Horsfall, Michael Bunk, Peter Martini, Rafael Garcia-Suarez, Reini Urban, Ricardo Signes, Shirakata Kentaro, Smylers, Steve Hay, Thomas Sibley, Todd Rinaldo, Tony Cook, Vladimir Marek, Yves Orton.

これはバージョンコントロール履歴から自動的に生成しているので、ほぼ確実に 不完全です。 特に、Perl バグトラッカーに問題を報告をしてくれた (とてもありがたい)貢献者の 名前を含んでいません。

このバージョンに含まれている変更の多くは、Perl コアに含まれている CPAN モジュール由来のものです。 私たちは Perl の発展を助けている CPAN コミュニティ全体に感謝します。

全ての Perl の歴史的な貢献者のより完全な一覧については、どうか Perl ソース 配布に含まれている AUTHORS を参照してください。

バグ報告

もしバグと思われるものを見つけたら、comp.lang.perl.misc ニュースグループに 最近投稿された記事や http://rt.perl.org/perlbug/ にある perl バグ データベースを確認してください。 Perl ホームページ、http://www.perl.org/ にも情報があります。

もしまだ報告されていないバグだと確信したら、そのリリースに含まれている perlbug プログラムを実行してください。 バグの再現スクリプトを十分小さく、しかし有効なコードに切りつめることを 意識してください。 バグレポートは perl -V の出力と一緒に perlbug@perl.org に送られ Perl porting チームによって解析されます。

もし報告しようとしているバグがセキュリティに関するもので、公開されている メーリングリストに送るのが不適切なものなら、 perl5-security-report@perl.org に送ってください。 このアドレスは、問題の影響を評価し、解決法を見つけ、Perl が対応している 全てのプラットフォームで問題を軽減または解決するパッチをリリースするのを 助けることが出来る、全てのコアコミッタが参加している非公開の メーリングリストになっています。 このアドレスは、独自に CPAN で配布されているモジュールではなく、 Perl コアのセキュリティ問題だけに使ってください。

SEE ALSO

変更点の完全な詳細を見る方法については Changes ファイル。

Perl のビルド方法については INSTALL ファイル。

一般的なことについては README ファイル。

著作権情報については Artistic 及び Copying ファイル。