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perlexperiment - Perl の実験的機能の一覧

DESCRIPTION

この文書は perl コアでの過去と現在のの実験的機能の一覧です。 これらの全ては適切な見出しと共に文書化されていますが、 この簡潔な一覧は概観とそれぞれの状態に対する基本的な事実を与えます。

今のところ単に実験的機能を見つけて一覧化し、発端、バージョンなどを 推論しようとしています。 ここには多くの推測が含まれます。

現在の実験

スマートマッチング (~~)

Perl 5.10.0 で導入されました。

Perl 5.10.1, 5.12.0 で変更されました。

この機能を使うと experimental::smartmatch カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #13173]

プラガブルキーワード

Perl 5.11.2 で導入されました。

仕組みについては "PL_keyword_plugin" in perlapi を参照してください。

この実験に関するチケットは [perl #13199]

正規表現設定操作

Perl 5.18 で導入されました。

この機能を使うと experimental::regex_sets カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #13197]

"Extended Bracketed Character Classes" in perlrecharclass も参照してください。

サブルーチンシグネチャ

Perl 5.20.0 で導入されました。

この機能を使うと experimental::signatures カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #13681]

リファレンス経由での別名

Perl 5.22.0 で導入されました。

この機能を使うと experimental::refaliasing カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #14150]

"Assigning to References" in perlref も参照してください。

"const" 属性

Perl 5.22.0 で導入されました。

この機能を使うと experimental::const_attr カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #14428]

"Constant Functions" in perlsub も参照してください。

use re 'strict';

Perl 5.22.0 で導入されました。

この機能を使うと experimental::re_strict カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #18755]

"'strict' mode" in re を参照してください。

<:win32> IO 疑似層

この機能を使うと experimental::win32_perlio カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #13198]

"PERLIO" in perlrun も参照してください。

リファレンスを変数に宣言する

Perl 5.26.0 で導入されました。

この機能を使うと experimental::declared_refs カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #15458]

"Declaring a Reference to a Variable" in perlref も参照してください。

Makefile の installhtml ターゲット

この実験に関するチケットは [perl #12726]

(制限された)可変長後読み

Perl 5.30.0 で導入されました。

255 文字までの可変長を扱えます。

この機能を使うと experimental::vlb カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #18756]

参照: "(*positive_lookbehind:pattern)" in perlre"(*negative_lookbehind:pattern)" in perlre

Unicode 私用文字フック

Perl 5.30.0 で導入されました。

この機能は perl5 開発者によって内部で実験的な使用を意図した インターフェースの一部です。 普段これに出会うことはまずないでしょう。

この機能を使うと experimental::private_use カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #18758]

Unicode 特性ワイルドカード

Perl 5.30.0 で導入されました。

この機能は、より簡潔に記述するために、Unicode 文字特性に対して 正規表現マッチングができるようにします。

この機能を使うと experimental::uniprop_wildcards カテゴリの警告が 発生します。

この実験に関するチケットは [perl #18759]

isa 二項演算子

Perl 5.32.0 で導入されました。

この機能を使うと experimental::isa カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #18754]

try/catch 制御構文

Perl 5.34.0 で導入されました。

この機能を使うと experimental::try カテゴリの警告が発生します。

この実験に関するチケットは [perl #18760]

受け入れられた実験

これらの機能は大きな成功を収め、多くの人によく使われたので、 実験的という状態を削除し、Perl の世界で完全で安定した機能であるものとして 認め、その利益を広く得られるようにしました。 そして安定性が +5、魅力が +3 上昇しました。

64 ビット対応

Perl 5.005 で導入されました。

die がリファレンスを受け付ける

Perl 5.005 で導入されました。

DB module

Perl 5.6.0 で導入されました。

perldebug, perldebtut も参照してください。

弱いリファレンス

Perl 5.6.0 で導入されました。

内部ファイルグロブ

Perl 5.6.0 で導入されました。

fork() エミュレーション

Perl 5.6.1 で導入されました。

perlfork も参照してください。

-Dusemultiplicity -Duseithreads

Perl 5.6.0 で導入されました。

Perl 5.8.0 で受け入れられました。

long double 対応

Perl 5.6.0 で導入されました。

Perl 5.8.1 で受け入れられました。

\N 正規表現文字クラス

名前付き文字並び \N{NAME} ではない \N 文字クラスで、 正規表現中の任意の非改行文字を意味します。

Perl 5.12 で導入されました。

正確な受け入れバージョンは不明ですが Perl 5.18 よりは前です。

(?{code}) and (??{ code })

Perl 5.6.0 で導入されました。

Perl 5.20.0 で受け入れられました。

perlre も参照してください。

Linux 抽象 Unix ドメインソケット

Perl 5.9.2 で導入されました。

Perl 5.20.0 より前に受け入れられました。 Socket ライブラリは今では perl コアではなく CPAN で保守されています。

Socket も参照してください。

左辺値サブルーチン

Perl 5.6.0 で導入されました。

Perl 5.20.0 で受け入れられました。

perlsub も参照してください。

バックトラッキング制御動詞

(*ACCEPT)

Perl 5.10 で導入されました。

Perl 5.20.0 で受け入れられました。

<:pop> IO 疑似層

"PERLIO" in perlrun も参照してください。

Perl 5.20.0 で受け入れられました。

正規表現の \s は垂直タブにマッチングする

Perl 5.22.0 で受け入れられました。

後置デリファレンス文法

Perl 5.20.0 で導入されました。

Perl 5.24.0 で受け入れられました。

レキシカルサブルーチン

Perl 5.18.0 で導入されました。

Perl 5.26.0 で受け入れられました。

文字列指定と数値指定のビット単位演算子

Perl 5.22.0 で導入されました。

Perl 5.28.0 で受け入れられました。

英字アサート

Perl 5.28.0 で導入されました。

Perl 5.32.0 で受け入れられました。

用字並び

Perl 5.28.0 で導入されました。

Perl 5.32.0 で受け入れられました。

削除された実験

これらの機能はもはや実験的であると見なされず、その機能はなくなりました。 私たちが明示的にそうするべきではないと言った後にあなたがこれらの 機能を使った製品版プログラムを書いたのなら、それはあなた自身の過ちです (perlpolicy を参照してください)。

5.005 型式のスレッド

Perl 5.005 で導入されました。

Perl 5.10 で削除されました。

perlcc

Perl 5.005 で導入されました。

Perl 5.9.0 から CPAN に移動しました。

疑似ハッシュデータ型

Perl 5.6.0 で導入されました。

Perl 5.9.0 で削除されました。

GetOpt::Long オプションは一度に複数の値を取れる

Getopt::Long はバージョン 2.35 に更新されました。

Perl 5.8.8 で削除されました。

アサート

-A コマンドラインオプション。

Perl 5.9.0 で導入されました。

Perl 5.9.5 で削除されました。

Test::Harness::Straps

Perl 5.10.1 から CPAN に移動しました。

legacy

実験的な legacy プラグマは feature プラグマに吸収されました。

Perl 5.11.2 で導入されました。

Perl 5.11.3 で削除されました。

レキシカルな $_

この機能を使うと experimental::lexical_topic カテゴリの警告が 発生していました。

Perl 5.10.0 で導入されました。

Perl 5.24.0 で削除されました。

配列とハッシュをコンテナとする関数がリファレンスを受け付ける

この機能を使うと experimental::autoderef カテゴリの警告が 発生していました。

"Postfix dereference syntax" で置き換えられました。

Perl 5.14.0 で導入されました。

Perl 5.24.0 で削除されました。

our は実験的なオプション属性 unique を取れる

Perl 5.8.0 で導入されました。

Perl 5.10.0 で廃止予定になりました。

Perl 5.28.0 で削除されました。

SEE ALSO

機能の完全な一覧については feature をチェックしてください。

AUTHORS

brian d foy <brian.d.foy@gmail.com>

Sébastien Aperghis-Tramoni <saper@cpan.org>

COPYRIGHT

Copyright 2010, brian d foy <brian.d.foy@gmail.com>

LICENSE

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