モデム同士を直結してコンピュータとデータをやり取りする
コンピュータとモバとのデータ交換の方法としては
- PC接続ケーブル(RS-232C)を使う
- フラッシュメモリカードを使う
- モデムでどこかのホストを利用して自分にメールを出す
といった方法がありますが、ケーブルが高い、デスクトップではPCカードは扱いにくい、
メールでやり取りは面倒、といった問題があります。
そこで、コンピュータとモバのそれぞれのモデムをモジュラーケーブルで
直結してデータ転送する方法を説明します。
ハード設定
単純にコンピュータのモジュラジャックとモバのモジュラジャックをモジュラーケーブルで繋いでやるだけです。
私が使っているのはDoCoMo製のモバなので、
モデムカードを別に用意して接続してやる必要がありましたが、その他は同じです。
モバ側ソフト設定
ポイントは、「ダイヤルトーンなしでも接続動作を行うようにする」ということ
です。これはモデムによって違う可能性があります。ここでは私のとった方法を
示します。
- 新たな「その他」のホストを作成します。
- 電話番号として'-'を指定します(本当は何もいらないのだが何も書いていないとモバがエラーを出すので)。
- 「0発信」にチェックをつけます。これでダイヤルトーンなしでも接続動作を行います。
- 後は、普通のホストの登録と同様に設定します。
接続
- あらかじめコンピュータ側で通信ソフトを立ち上げておきます。
- モバの「パソコン通信」を起動します。
- モバがモデム初期化を始めるので、この画面を見ておいて、
ATDコマンドが表示されたら2・3秒待ったところでコンピュータ側で
ATA(リターン)と入力します。
- モデムがネゴシエーションを開始し、しばらくすると接続するはずです。
もし失敗したら最初からやり直して下さい。
- X-MODEMで必要なファイルを転送して下さい。
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