perlunicode - Perl における Unicode サポート
Uncode サポートは大規模な要求です。 Perl は標準 Unicode や付随する技術的なレポートを一つ残らず 実装しているわけではありませんが、多くの Unicode 機能を サポートしています。
Perl で Unicode を使うことを学びたい人は、多分このリファレンスを読む前に the Perl Unicode tutorial, perlunitut を 読んだ方がよいでしょう。
Perl は、ファイルハンドルが ":utf8" 層を指定してオープンされると、 ファイルハンドルが Perl の内部 Unicode エンコーディング (UTF-8, または EBCDIC の時は UTF-EBCDIC) を使うことが分かります。 その他のエンコーディングは、":encoding(...)" 層を使うことで、 入力時の Perl のエンコーディングへの変換や出力時の Perl の エンコーディングからの変換を行えます。 open を参照してください。
Perl のソース自身が UTF-8 であることを示すには、use utf8;
を
使ってください。
正規表現コンパイラは多態的なオペコードを生成します。 つまり、パターンはデータに対して適用され、データが内部で UTF-8 で エンコードされている場合には Unicode 文字スキームに自動的に 切り替わります -- さもなければ、バイトデータで表されている場合には 伝統的なバイトスキームが使われます。
use utf8
still needed to enable UTF-8/UTF-EBCDIC in scripts互換性のために、ASCII ベースのマシンにおいて Perl スクリプトそれ自身の
中の UTF-8 を(文字列や正規表現リテラル、あるいは変数名で) 認識可能に
するためや、EBCDIC ベースのマシンで UTF-EBCDIC を認識させるために
use utf8
プラグマを明示的に含めなければなりません。
これらは明示的に use utf8
が必要な唯一の場合です。
utf8 を参照してください。
Unicode BOM (UTF-16LE, UTF16-BE, またはUTF-8)で Perl スクリプトが 始まっていたり、スクリプトが BOM がついていない UTF-16(BE か LE のいずれか) であった場合、Perl はそのスクリプトを Unicode であるとして正しく読み込みます(BOM がない UTF-8 は、 効率的に ISO 8859-1 などの 8 ビットエンコーディングと区別したり 認識することができません。)
use encoding
needed to upgrade non-Latin-1 byte stringsデフォルトでは、Perl の Unicode モデルにおける基本的な非対称があります: バイト文字列から Unicode 文字列への暗黙の昇格はその文字列が ISO 8859-1 (Latin-1) でエンコードされているものと仮定しますが、 Unicode 文字列からのダウングレードは UTF-8 エンコーディングへと行われます。 これは Unicode の最初の 256 文字が Latin-1 と共通であるからです。
詳細は バイトと文字のセマンティクス を参照してください。
バージョン 5.6 から、Perl は論理的なワイド文字を内部的な文字列の 表現のために使っています。
将来は、Perl レベルの操作はバイトではなく文字に対して働くことになるでしょう。
しかしながら、一時的な互換性の措置として、Perl は プログラムに対するバイトセマンティクスから文字セマンティクスへの 安全な移行パスを提供することを目指します。 入力データが文字であると Perl が曖昧さなく決定できる操作については、 Perl は文字セマンティクスに切り替えます。 ユーザーからの付加的な情報抜きに決定することができない操作については Perl は互換性の観点からバイトセマンティクスを選択します。
バイトセマンティクスでは、use locale
が有効の場合、Perl は
現在のロケールに関連づけられたセマンティクスを使います。
use locale
がない場合、Perl 現在のところ US-ASCII (または Unicode の
用語では Basic Latin) バイトセマンティクスを使います; つまり
番号 128 - 255 の範囲の文字は、その番号以外では未定義です。
つまり、大文字小文字はなく、[:alpha:]
や \w
のような、
どの文字クラスにも含まれません。
(しかし \W
クラスや Perl の正規表現拡張 [:^alpha:]
には属します。)
この動作は Perl の以前のバージョンとの互換性を維持し、プログラムの 入力が Unicode の文字データのソースであるとマークされていない場合にのみ Perl の操作でバイトセマンティクスを許可します。 そのようなデータは、ファイルハンドル、外部プログラムの呼び出し、 システムから提供される情報(%ENV のような)、ソーステキスト中のリテラルや 定数といったものからくるものです。
bytes
プラグマは常に、プラットフォームとは無関係に、特定の
レキシカルスコープにおいてバイトセマンティクスを強制します。
bytes を参照してください。
utf8
プラグマは主としてパーサが遭遇するリテラル中の UTF-(8|EBCDIC) の
認識を有効にする互換デバイス(compatibility device)です。
このプラグマは Perl のデフォルトがバイトセマンティクスであるときにのみ
必要であることに注意してください。
文字セマンティクスがデフォルトである場合には、
このプラグマは何もしません。
utf8 を参照してください。
明示的に指定されない限り、Perl の演算子は Unicode データに対しては
文字セマンティクスを用い、非 Unicode データに対しては
バイトセマンティクスを用います。
文字セマンティクスの使用の決定はトランスペアレントに行われます。
もし入力データが Unicode ソースから来たもの -- たとえば、
文字エンコーディング層がファイルハンドルに附加されているか
リテラルの Unicode 文字列定数がプログラムの中にある -- のであれば
文字セマンティクスが適用されます。
そうでなければ、バイトセマンティクスが有効になります。
bytes
プラグマは Unicode データに対してバイトセマンティクスを
強制するときに使うと良いでしょう。
バイトセマンティクスの元での文字列の操作で、Unicode 文字データが 連結された文字列であった場合、新たな文字列は文字セマンティックスを 保ちます。 これは驚きを引き起こすかもしれません: 後述する BUGS を 参照してください。
文字セマンティクスの元では、伝統的にバイトに対して働いていた操作の多くが 文字に対して働きます。 Perl における文字は論理的には 0 から 2**31 までの範囲の数値です。 大きな文字は内部的にはより長いシーケンスにエンコードされる可能性が ありますが、この内部の詳細は Perl プログラムからほとんど隠されています。 詳細は perluniintro を参照してください。
文字セマンティクスは以下の効果を持っています:
文字列 -- ハッシュのキーを含め -- と正規表現パターンは序数値として 255 を 超える値を持つ文字を含めることができます。
プログラムを編集するのに Unicode エディタを使っているのであれば、Unicode の
文字 UTF-8 か UTF-16 のエンコーディングコーディングでリテラル文字列に
含めることができます。
(前者は BOM か use utf8
を必要とし、後者は BOM を必要とします。)
Unicode の文字は \x{...}
表記を使うことにより文字列に
追加することもできます。
その表現される Unicode コードは、16 進でブレースに囲みます。
たとえば、smiley face は \x{263A}
です。
このエンコーディングスキームは全ての文字で動作しますが、0x100 未満の
文字に関しては、Perl は最適化や後方互換性のために内部で
8 ビットエンコーディングを使うかもしれないことに注意してください。
これに加えて、
use charnames ':full';
とすると \N{...}
表記を使うことができ、公式な Unicode 文字名を
\N{WHITE SMILING FACE}
のようにブレースの中に置くことができます。
適切な encoding が指定されていれば、Perl スクリプトの中の識別子で 表意文字を含めた Unicode の英数字を含めることができます。 Perl は現在、変数名を正規化しようとはしません。
正規表現はバイトではなく文字にマッチします。 "." は一バイトではなく、ひとつの文字にマッチします。
正規表現中の文字クラスはバイトではなく文字にマッチし、Unicode の
特性データベースで定義されている文字特性に対してマッチを行います。
たとえば、\w
は日本語の表意文字にマッチさせるために使うことができます。
名前付けされた Unicode の特性、用字、ブロックの範囲は \p{}
"matches property" 構造やその否定形の \P{}
"doesn't match property" を
使った文字クラスで使うことができます。
さらなる詳細については Unicode 文字特性 を 参照してください。
独自の文字特性を定義でき、\p{}
や \P{}
構造での正規表現で使えます。
更なる詳細については ユーザ定義文字特性 を 参照してください。
特殊なパターン \X
は拡張 Unicode シーケンス -- Standardese の
"a combining character sequence" -- 最初の文字が基本となる文字で
続く文字が基本文字に適用されるマーク文字にマッチします。
\X
は (?>\PM\pM*)
と等価です。
tr///
演算子はバイトではなく文字で変換します。
tr///CU
は削除されたことに注意してください。
同様のことを行うには pack('U0', ...) と pack('C0', ...) を
参照してください。
大小文字の変換演算子は Unicode の大小文字変換テーブルを、文字の入力が
あったときに使用します。
uc()
や展開文字列中の \U
は大文字に変換し、ucfirst
や
展開文字列中の \u
はその言語で区別されているときに
タイトルケースに変換します。
文字列の位置や長さを取り扱う演算子の大部分は自動的に文字の位置を
使うように変更されました。
これには chop()
, chomp()
, substr()
, pos()
, index()
,
rindex()
, sprintf()
, write()
, length()
が含まれます。
vec()
は変更されていません。
文字列をビットのバケツのように扱う sort()
、ファイル名を取り扱う
演算子は文字かどうかを気にしません。
pack()
/unpack()
の文字 C
は 変更されていません。
なぜなら、これらはしばしばバイト指向の書式のために使われるからです。
繰り返しますが、C 言語の char
を考えてください。
Unicode の文字と符号位置の間の変換を行う新たな U
指定子があります。
chr
/ord
と等価で、文字の値が 255 を超えていても適切に扱える
W
指定子もあります。
chr()
関数と ord()
関数は pack("W")
や unpack("W")
のように
文字に対して働き、pack("C")
や unpack("C")
のようには 働きません。
pack("C")
と unpack("C")
は Unicode 文字列においてバイト指向の
chr()
や ord()
をエミュレートするためのメソッドです。
これらのメソッドが Unicode 文字列の内部エンコーディングを明らかにするので、
通常はケアする必要はありません。
ビット文字列演算子 & | ^ ~
は文字データを操作できます。
しかし、例えば全ての文字の値が 255 以下のときに
ビット文字列演算を使った場合の後方互換性のために、
256 以上の値の文字と 255 以下の値の文字の両方が含まれている文字列に
~
(ビット補数) を使うべきではありません。
最も重要なことは、ド・モルガンの法則 (~($x|$y) eq ~$x&~$y
と
~($x&$y) eq ~$x|~$y
) が成り立たないということです。
この数学的な 過失 の理由は補数(complement)が 8 ビットのビット補数
および 文字幅のビット補数の 両方 を返すことができないためです。
lc()
, uc()
, lcfirst()
, ucfirst()
は以下の場合に働きます:
ケースマッピングが単一の Unicode 文字から 別の単一の Unicode 文字へのものであるか、
ケースマッピングが単一の Unicode 文字から 一文字以上の Unicode 文字へのものである。
ロケール(Lithuanian, Turkish, Azeri)に付随することは 働きません。 それは Perl が Unicode のロケールのコンセプトを理解しないからです。
詳しくは Unicode Technical Report #21 の Case Mappings を参照してください。
しかし lc()
, lcfirst()
, uc()
, ucfirst()
(およびこれらの
文字列インライン版) で使える独自のマッピングも定義できます。
更なる詳細については ユーザ定義の大文字・小文字の対応関係 を参照してください。
そして最後に、scalar reverse()
はバイト単位ではなく文字単位で
反転を行います。
名前付けされた Unicode の特性、用字、ブロックの範囲は \p{}
"matches property" 構造やその否定形の \P{}
"doesn't match property" を
使った文字クラスで使うことができます。
たとえば、\p{Lu}
は Unicode の "Lu" (Letter, uppercase) 特性を持つ任意の
文字にマッチし、\p{M}
は "M" (mark -- アクセントなど) 特性を持つ任意の
文字にマッチします。
ブラケットは一文字の特性では省略することができるので、\p{M}
は
\PM
と等価です。
\p{Mirrored}
や \p{Tibetan}
など多くの特性が定義されています。
公式の Unicode 用字およびブロックの名前はスペースとダッシュを
セパレータとして使っていますが、便利のため、ダッシュ、スペース、
アンダーバーを使うことができ、また、大小文字の違いは重要ではありません。
しかしながら、以下のネーミングにしたがって、首尾一貫して使うことを
お勧めします: Unicode の用字、特性、ブロックの名前 (ブロック名に
適用される付加的なルールについて以下を参照してください) から
空白とダッシュを取り除き、単語の先頭を大文字にし残りを小文字にします。
したがって、Latin-1 Supplement
は Latin1Supplement
となります。
\p{}
と \P{}
の両方で、キャレット(^) を最初のブレースと
特性名の間に置くことによって意味を反転することができます:
\p{^Tamil}
は \P{Tamil}
と等価です。
注意: ここでの特性、用字、ブロックは 2006 年 7 月の Unicode 5.0.0 に 従っています。
以下に挙げるのは、Unicode の一般カテゴリ特性(General Category properties) で、
長形式が並んでいます。
たとえば、\p{Lu}
と \p{UppercaseLetter}
は同じものとして
扱うことができます。
Short Long
L Letter LC CasedLetter Lu UppercaseLetter Ll LowercaseLetter Lt TitlecaseLetter Lm ModifierLetter Lo OtherLetter
M Mark Mn NonspacingMark Mc SpacingMark Me EnclosingMark
N Number Nd DecimalNumber Nl LetterNumber No OtherNumber
P Punctuation Pc ConnectorPunctuation Pd DashPunctuation Ps OpenPunctuation Pe ClosePunctuation Pi InitialPunctuation (may behave like Ps or Pe depending on usage) Pf FinalPunctuation (may behave like Ps or Pe depending on usage) Po OtherPunctuation
S Symbol Sm MathSymbol Sc CurrencySymbol Sk ModifierSymbol So OtherSymbol
Z Separator Zs SpaceSeparator Zl LineSeparator Zp ParagraphSeparator
C Other Cc Control Cf Format Cs Surrogate (not usable) Co PrivateUse Cn Unassigned
単一文字の特性は同じ文字で始まる二文字の任意のサブ特性に含まれる
すべての文字にマッチします。
LC
と L&
は特別なケースで、これは Ll
, Lu
, Lt
の別名です。
Perl はユーザーが Unicode 文字の内部表現について理解する必要が
ないようにしているので、サロゲートの面倒なコンセプトについて
実装する必要はありません。
従って、Cs
はサポートされていません。
用字はその方向性で異なるので--たとえばヘブライ語は右から左に書きます -- Unicode は以下の特性を BidiClass クラスで提供しています:
Property Meaning
L Left-to-Right LRE Left-to-Right Embedding LRO Left-to-Right Override R Right-to-Left AL Right-to-Left Arabic RLE Right-to-Left Embedding RLO Right-to-Left Override PDF Pop Directional Format EN European Number ES European Number Separator ET European Number Terminator AN Arabic Number CS Common Number Separator NSM Non-Spacing Mark BN Boundary Neutral B Paragraph Separator S Segment Separator WS Whitespace ON Other Neutrals
たとえば、\p{BidiClass:R}
は通常右から左に書く文字にマッチします。
\p{Latin}
や \p{Cyrillic}
のような、\p{...}
と \P{...}
で
使うことのできる用字名は以下の通り:
Arabic Armenian Balinese Bengali Bopomofo Braille Buginese Buhid CanadianAboriginal Cherokee Coptic Cuneiform Cypriot Cyrillic Deseret Devanagari Ethiopic Georgian Glagolitic Gothic Greek Gujarati Gurmukhi Han Hangul Hanunoo Hebrew Hiragana Inherited Kannada Katakana Kharoshthi Khmer Lao Latin Limbu LinearB Malayalam Mongolian Myanmar NewTaiLue Nko Ogham OldItalic OldPersian Oriya Osmanya PhagsPa Phoenician Runic Shavian Sinhala SylotiNagri Syriac Tagalog Tagbanwa TaiLe Tamil Telugu Thaana Thai Tibetan Tifinagh Ugaritic Yi
拡張特性クラスは基本特性を補完し、Unicode データベースの PropList で定義されています:
ASCIIHexDigit BidiControl Dash Deprecated Diacritic Extender HexDigit Hyphen Ideographic IDSBinaryOperator IDSTrinaryOperator JoinControl LogicalOrderException NoncharacterCodePoint OtherAlphabetic OtherDefaultIgnorableCodePoint OtherGraphemeExtend OtherIDStart OtherIDContinue OtherLowercase OtherMath OtherUppercase PatternSyntax PatternWhiteSpace QuotationMark Radical SoftDotted STerm TerminalPunctuation UnifiedIdeograph VariationSelector WhiteSpace
その他にも派生した特性があります:
Alphabetic = Lu + Ll + Lt + Lm + Lo + Nl + OtherAlphabetic Lowercase = Ll + OtherLowercase Uppercase = Lu + OtherUppercase Math = Sm + OtherMath
IDStart = Lu + Ll + Lt + Lm + Lo + Nl + OtherIDStart IDContinue = IDStart + Mn + Mc + Nd + Pc + OtherIDContinue
DefaultIgnorableCodePoint = OtherDefaultIgnorableCodePoint + Cf + Cc + Cs + Noncharacters + VariationSelector - WhiteSpace - FFF9..FFFB (Annotation Characters)
Any = Any code points (i.e. U+0000 to U+10FFFF) Assigned = Any non-Cn code points (i.e. synonym for \P{Cn}) Unassigned = Synonym for \p{Cn} ASCII = ASCII (i.e. U+0000 to U+007F)
Common = Any character (or unassigned code point) not explicitly assigned to a script
(Perl 5.6 との)後方互換性のため、すべての特性はその名前の前に Is
を
置くことができます。
したがって、\P{IsLu}
は \P{Lu}
と等価です。
用字 に加え、Unicode では文字の ブロック を定義しています。
用字とブロックの違いは、用字のコンセプトが自然言語に
密着したものであるのに対して、ブロックのコンセプトは 256 の
Unicode 文字のグループに基づいたより人工的なグループ分けであることです。
たとえば、Latin
用字は多くのブロックからの文字を含んでいますが、
それらのブロックのすべての文字を含んではいません。
例を挙げると、数字は多くの用字を越えて共有されているので、
(Latin 用字は)数字を含みません。
数字と、句読点のような同様のグループは Common
と呼ばれる
カテゴリにあります。
用字のより詳しい情報は UTR #24 "Script Names" を参照してください:
http://www.unicode.org/reports/tr24/
ブロックについてのより詳しい情報は:
http://www.unicode.org/Public/UNIDATA/Blocks.txt
ブロック名は In
接頭辞とともに与えられます。
たとえば、カタカナブロックは \p{InKatakana}
として参照されます。
In
接頭辞は用字や他のプロパティと衝突しなければ省略することも
可能ですが、混乱のないブロックテストのために常に In
を使うことを
お勧めします。
以下のブロック名がサポートされています:
InAegeanNumbers InAlphabeticPresentationForms InAncientGreekMusicalNotation InAncientGreekNumbers InArabic InArabicPresentationFormsA InArabicPresentationFormsB InArabicSupplement InArmenian InArrows InBalinese InBasicLatin InBengali InBlockElements InBopomofo InBopomofoExtended InBoxDrawing InBraillePatterns InBuginese InBuhid InByzantineMusicalSymbols InCJKCompatibility InCJKCompatibilityForms InCJKCompatibilityIdeographs InCJKCompatibilityIdeographsSupplement InCJKRadicalsSupplement InCJKStrokes InCJKSymbolsAndPunctuation InCJKUnifiedIdeographs InCJKUnifiedIdeographsExtensionA InCJKUnifiedIdeographsExtensionB InCherokee InCombiningDiacriticalMarks InCombiningDiacriticalMarksSupplement InCombiningDiacriticalMarksforSymbols InCombiningHalfMarks InControlPictures InCoptic InCountingRodNumerals InCuneiform InCuneiformNumbersAndPunctuation InCurrencySymbols InCypriotSyllabary InCyrillic InCyrillicSupplement InDeseret InDevanagari InDingbats InEnclosedAlphanumerics InEnclosedCJKLettersAndMonths InEthiopic InEthiopicExtended InEthiopicSupplement InGeneralPunctuation InGeometricShapes InGeorgian InGeorgianSupplement InGlagolitic InGothic InGreekExtended InGreekAndCoptic InGujarati InGurmukhi InHalfwidthAndFullwidthForms InHangulCompatibilityJamo InHangulJamo InHangulSyllables InHanunoo InHebrew InHighPrivateUseSurrogates InHighSurrogates InHiragana InIPAExtensions InIdeographicDescriptionCharacters InKanbun InKangxiRadicals InKannada InKatakana InKatakanaPhoneticExtensions InKharoshthi InKhmer InKhmerSymbols InLao InLatin1Supplement InLatinExtendedA InLatinExtendedAdditional InLatinExtendedB InLatinExtendedC InLatinExtendedD InLetterlikeSymbols InLimbu InLinearBIdeograms InLinearBSyllabary InLowSurrogates InMalayalam InMathematicalAlphanumericSymbols InMathematicalOperators InMiscellaneousMathematicalSymbolsA InMiscellaneousMathematicalSymbolsB InMiscellaneousSymbols InMiscellaneousSymbolsAndArrows InMiscellaneousTechnical InModifierToneLetters InMongolian InMusicalSymbols InMyanmar InNKo InNewTaiLue InNumberForms InOgham InOldItalic InOldPersian InOpticalCharacterRecognition InOriya InOsmanya InPhagspa InPhoenician InPhoneticExtensions InPhoneticExtensionsSupplement InPrivateUseArea InRunic InShavian InSinhala InSmallFormVariants InSpacingModifierLetters InSpecials InSuperscriptsAndSubscripts InSupplementalArrowsA InSupplementalArrowsB InSupplementalMathematicalOperators InSupplementalPunctuation InSupplementaryPrivateUseAreaA InSupplementaryPrivateUseAreaB InSylotiNagri InSyriac InTagalog InTagbanwa InTags InTaiLe InTaiXuanJingSymbols InTamil InTelugu InThaana InThai InTibetan InTifinagh InUgaritic InUnifiedCanadianAboriginalSyllabics InVariationSelectors InVariationSelectorsSupplement InVerticalForms InYiRadicals InYiSyllables InYijingHexagramSymbols
あなた自身の文字特性を、"In" または "Is" で始まる名前のサブルーチンを
定義することによって持つことができます。
そのサブルーチンは任意のパッケージで定義することができます。
ユーザー定義特性は正規表現の \p
構造や \P
構造で使うことができます。
もしユーザー定義特性をそれがあるパッケージ以外で使いたいのであれば、
パッケージ名を \p
(もしくは \P
)のために指定する必要があります。
# assuming property IsForeign defined in Lang:: package main; # property package name required if ($txt =~ /\p{Lang::IsForeign}+/) { ... }
package Lang; # property package name not required if ($txt =~ /\p{IsForeign}+/) { ... }
この効果はコンパイル時のもので、一度定義してしまったら 変更できないことに注意してください。
サブルーチンは、ひとつ以上の改行で区切られた特定の形式の文字列を 返さなければなりません。 各行は以下のいずれかの形式でなければなりません:
含まれる Unicode 符号位置を示す 1 つの 16 進数。
含まれる Unicode の符号位置の範囲を示す、 水平的空白(スペースもしくはタブ)によって区切られる 2 つの 16 進数。
("+" を前置して) その特性に含めるもの: ("utf8::" が前置された) 組み込みの文字特性もしくはユーザー定義の文字特性; 範囲のための 2 つの 16 進符号位置; あるいは単一の 16 進符号位置。
("-" を前置して) その特性から除外するもの: ("utf8::" が前置された) 組み込みの文字特性もしくはユーザー定義の文字特性; 範囲のための 2 つの 16 進符号位置; あるいは単一の 16 進符号位置。
("!" を前置して)否定を取るもの: ("utf8::" が前置された) 組み込みの文字特性もしくはユーザー定義の文字特性; 範囲のための 2 つの 16 進符号位置; あるいは単一の 16 進符号位置。
("&" を前置して)共通集合を取るもの: 特性にある文字以外の全ての文字のための ("utf8::" が前置された) 既に存在する文字特性またはユーザー定義文字特性; 範囲のための 2 つの 16 進符号位置; あるいは単一の 16 進符号位置。
例えば、両方の日本語の音節(ひらがなとカタカナ)を対象とする特性を 定義するには、以下のように定義します
sub InKana { return <<END; 3040\t309F 30A0\t30FF END }
ヒアドキュメントの終端マーカーは行の先頭に置かれることを思い出してください。
これで、\p{InKana}
や \P{InKana}
を使うことができます。
すでに存在しているブロック特性名を使うこともできます:
sub InKana { return <<'END'; +utf8::InHiragana +utf8::InKatakana END }
生のブロック範囲ではなく、割り当てられた文字のみにマッチさせたいと 考えているとしましょう: 言い換えれば、文字以外のものを 取り除きたいということです:
sub InKana { return <<'END'; +utf8::InHiragana +utf8::InKatakana -utf8::IsCn END }
否定は否定クラスを定義するのに便利です。
sub InNotKana { return <<'END'; !utf8::InHiragana -utf8::InKatakana +utf8::IsCn END }
共通集合(intersection)は二つ以上のクラスにマッチする共通の文字を得るのに 便利です。
sub InFooAndBar { return <<'END'; +main::Foo &main::Bar END }
最初の集合に "&" を使わないということを忘れないでください -- そうしてしまうと空との共通集合を取ってしまいます(結果は空集合です)。
同様に、lc()、lcfirst()、uc()、ucfirst() (あるいはその文字列組み込み版)で
あなた自身の対応関係を定義することもできます。
原則は
ユーザー定義文字特性の場合と似ています: ToLower
(lc() と lcfirst()用),
ToTitle
(ucfirst() の最初の文字用), ToUpper
(uc() 用と ucfirst()
の
残りの文字用) のような名前のサブルーチンを main
パッケージで定義します。
サブルーチンから返される文字列はタブで区切られた 3 つの 16 進数を 必要とします: ソースの範囲の始まり、ソースの範囲の終わり、そして デスティネーション範囲の始まりです。 例を挙げましょう:
sub ToUpper { return <<END; 0061\t0063\t0041 END }
これは、"a", "b", "c" の文字のみを "A", "B", "C" にマッピングして
その他のすべての文字は変更しないという uc()
のマッピングを定義しています。
もしソースの範囲に言及することがなければ、つまり、対応関係が単一の 文字から別の単一の文字に変換するものであったならば、ソースの範囲の 終わりは空のままでよいけれども二つのタブは必要です。 例を挙げましょう:
sub ToLower { return <<END; 0041\t\t0061 END }
"A" を "a" にマッピングしてその他のすべての文字は変更しない lc()
の
マッピングを定義しています。
(真剣なハッカー専用) デフォルトのマッピングを内省したいのなら、
$Config{privlib}
/unicore/To/ というディレクトリにデータを
見つけ出すことができます。
マッピングデータはヒアドキュメントとして返され、utf8::ToSpecFoo
は
$Config{privlib}
/unicore/SpecialCasing.txt から派生した特殊な
例外マッピングです。
そのディレクトリで見つけることのできる Digit
と Fold
のマッピングは
ユーザーがダイレクトにアクセスできず、Unicode::UCD
モジュールを使うか
大小文字を無視してマッピングします(Fold
マッピングが使われているとき)。
ユーザー定義の大文字・小文字の対応関係に関する最後の注意: これらはスカラが Unicode 文字としてマークされているときにのみ使われます。 古いバイト形式の文字列には影響を及ぼしません。
Encode を参照してください。
以下に挙げるリストは、現在対応している全ての機能を記述する、 正規表現のための Unicode 対応のリストです。 "Level N" に対する参照とセクション番号は Unicode Technical Standard #18, "Unicode Regular Expressions", version 11, in May 2005 を参照しています。
Level 1 - Basic Unicode Support
RL1.1 Hex Notation - done [1] RL1.2 Properties - done [2][3] RL1.2a Compatibility Properties - done [4] RL1.3 Subtraction and Intersection - MISSING [5] RL1.4 Simple Word Boundaries - done [6] RL1.5 Simple Loose Matches - done [7] RL1.6 Line Boundaries - MISSING [8] RL1.7 Supplementary Code Points - done [9]
[1] \x{...} [2] \p{...} \P{...} [3] supports not only minimal list (general category, scripts, Alphabetic, Lowercase, Uppercase, WhiteSpace, NoncharacterCodePoint, DefaultIgnorableCodePoint, Any, ASCII, Assigned), but also bidirectional types, blocks, etc. (see "Unicode Character Properties") [4] \d \D \s \S \w \W \X [:prop:] [:^prop:] [5] can use regular expression look-ahead [a] or user-defined character properties [b] to emulate set operations [6] \b \B [7] note that Perl does Full case-folding in matching, not Simple: for example U+1F88 is equivalent to U+1F00 U+03B9, not with 1F80. This difference matters mainly for certain Greek capital letters with certain modifiers: the Full case-folding decomposes the letter, while the Simple case-folding would map it to a single character. [8] should do ^ and $ also on U+000B (\v in C), FF (\f), CR (\r), CRLF (\r\n), NEL (U+0085), LS (U+2028), and PS (U+2029); should also affect <>, $., and script line numbers; should not split lines within CRLF [c] (i.e. there is no empty line between \r and \n) [9] UTF-8/UTF-EBDDIC used in perl allows not only U+10000 to U+10FFFF but also beyond U+10FFFF [d]
[a] class subtraction を先読みを使って模倣することができます。 たとえば、以下の UTR #18 は
[{Greek}-[{UNASSIGNED}]]
以下のように Perl で記述できます:
(?!\p{Unassigned})\p{InGreekAndCoptic} (?=\p{Assigned})\p{InGreekAndCoptic}
しかし、この特定の例では、あなたが実際に望んでいたのは次のものでしょう
\p{GreekAndCoptic}
これは Greek 用字の一部として知られている assigned character にマッチします。
同様に Unicode::Regex::Set モジュールを参照してください。 これは UTR #18のグルーピング、intersection、union, removal(substraction)構文を フルに実装しています。
[b] 結合のためには '+'、除去(差集合)のためには '-'、 共通集合のためには '&' です (ユーザ定義文字特性 を参照してください)
[c] :crlf
層を試してください (PerlIO を参照してください)。
[d] U+FFFF (\x{FFFF}
) を許可するために、use warning 'utf8';
を
しないでください (または no warning 'utf8';
としてください)。
Level 2 - Extended Unicode Support
RL2.1 Canonical Equivalents - MISSING [10][11] RL2.2 Default Grapheme Clusters - MISSING [12][13] RL2.3 Default Word Boundaries - MISSING [14] RL2.4 Default Loose Matches - MISSING [15] RL2.5 Name Properties - MISSING [16] RL2.6 Wildcard Properties - MISSING
[10] see UAX#15 "Unicode Normalization Forms" [11] have Unicode::Normalize but not integrated to regexes [12] have \X but at this level . should equal that [13] UAX#29 "Text Boundaries" considers CRLF and Hangul syllable clusters as a single grapheme cluster. [14] see UAX#29, Word Boundaries [15] see UAX#21 "Case Mappings" [16] have \N{...} but neither compute names of CJK Ideographs and Hangul Syllables nor use a loose match [e]
[e] \N{...}
は名前空間を許可します (charnames を参照してください)。
Level 3 - Tailored Support
RL3.1 Tailored Punctuation - MISSING RL3.2 Tailored Grapheme Clusters - MISSING [17][18] RL3.3 Tailored Word Boundaries - MISSING RL3.4 Tailored Loose Matches - MISSING RL3.5 Tailored Ranges - MISSING RL3.6 Context Matching - MISSING [19] RL3.7 Incremental Matches - MISSING ( RL3.8 Unicode Set Sharing ) RL3.9 Possible Match Sets - MISSING RL3.10 Folded Matching - MISSING [20] RL3.11 Submatchers - MISSING
[17] see UAX#10 "Unicode Collation Algorithms" [18] have Unicode::Collate but not integrated to regexes [19] have (?<=x) and (?=x), but look-aheads or look-behinds should see outside of the target substring [20] need insensitive matching for linguistic features other than case; for example, hiragana to katakana, wide and narrow, simplified Han to traditional Han (see UTR#30 "Character Foldings")
Unicode 文字は抽象的な数値である 符号位置 にアサインされています。 これらの数値を使うために、さまざまなエンコーディングが必要となります。
UTF-8
UTF-8 は可変長(1 から 6 バイト; 現在の文字配置では 4 バイトを要求します)で、 バイトの並び順に依存しないエンコーディングです。 ASCII(ここでは 7-bit ASCII のことで、他の 8-bit エンコーディングのことでは ありません)と UTF-8 は透過です。
以下のテーブルは Unicode 3.2 のものです。
Code Points 1st Byte 2nd Byte 3rd Byte 4th Byte
U+0000..U+007F 00..7F U+0080..U+07FF C2..DF 80..BF U+0800..U+0FFF E0 A0..BF 80..BF U+1000..U+CFFF E1..EC 80..BF 80..BF U+D000..U+D7FF ED 80..9F 80..BF U+D800..U+DFFF ******* ill-formed ******* U+E000..U+FFFF EE..EF 80..BF 80..BF U+10000..U+3FFFF F0 90..BF 80..BF 80..BF U+40000..U+FFFFF F1..F3 80..BF 80..BF 80..BF U+100000..U+10FFFF F4 80..8F 80..BF 80..BF
U+0800..U+0FFF
の中の A0..BF
、U+D000...U+D7FF
の中の 80..9F
、
U+10000..U+3FFFF
の中の 90..BF
、U+100000..U+10FFFF
の中の
80...8F
に注意してください。
この「隙間」は、正当な UTF-8 が最短でないエンコードを避けるために
あります: 技術的には UTF-8 エンコードは一つの符号位置を複数の方法で
表すことができますが、これは明示的に禁止されていて、可能な限り最短の
エンコードが常に使われます。
従って、Perl もそうします。
これを見るもう一つの方法はビット単位で見ることです:
Code Points 1st Byte 2nd Byte 3rd Byte 4th Byte
0aaaaaaa 0aaaaaaa 00000bbbbbaaaaaa 110bbbbb 10aaaaaa ccccbbbbbbaaaaaa 1110cccc 10bbbbbb 10aaaaaa 00000dddccccccbbbbbbaaaaaa 11110ddd 10cccccc 10bbbbbb 10aaaaaa
見ての通り、後続バイトはすべて 10
から始まっていて、開始バイトの
先行ビットはエンコードされた文字がどのくらいの長さであるかを示しています。
UTF-EBCDIC
UTF-8 と似ていますが、UTF-8 が ASCII-safe であるように EBCDIC-safe です。
UTF-16, UTF-16BE, UTF-16LE, サロゲート, BOM (Byte Order Marks)
以下の項目はほとんど参照および一般的な Unicode 知識のためのもので、 Perl はこれらの構造を内部で使っていません。
UTF-16 は 2 バイトもしくは 4 バイトのエンコーディングです。
U+0000..U+FFFF
の範囲の Unicode の符号位置はひとつの 16 ビット
ユニットに収められ、U+10000..U+10FFFF
の範囲の符号位置は 2 つの
16 ビットユニットに収められます。
後者をサロゲート(surrogates) と呼びます。
最初の 16 ビットユニットは high surrogate で、二番目は
low surrogate となります。
サロゲートは Unicode の符号位置の U+10000..U+10FFFF
の範囲を
16 ビットユニットのペアで表現する集合です。
high surrogates は U+D800..U+DBFF
の範囲で、low surrogates は
U+DC00..U+DFFF
の範囲です。
サロゲートのエンコーディングは
$hi = ($uni - 0x10000) / 0x400 + 0xD800; $lo = ($uni - 0x10000) % 0x400 + 0xDC00;
であり、デコードは以下のようなものです
$uni = 0x10000 + ($hi - 0xD800) * 0x400 + ($lo - 0xDC00);
(たとえば chr()
を使って)サロゲートを生成しようとしたならば、
警告が有効であれば警告が発生するでしょう。
なぜなら、そういった符号位置は Unicode 文字としては正しいものではないからです。
16-bitness のため、UTF-16 はバイトの並び順に依存します。 UTF-16 それ自身はメモリ内の計算に使うことができますが、格納や転送の際には UTF-16BE (ビッグエンディアン)か UTF-16LE (リトルエンディアン)の いずれかのエンコーディングを選択しなければなりません。
このことは別の問題を引き起こします: あなたのデータが UTF-16 であることだけを
知っていて、そのバイト並び順を知らなかったとしたら?
バイト順マーク (Byte Order Marks)、略して BOM はこれを解決します。
バイト並びのマーカーとしての機能のために Unicode では特殊な文字が
予約されています: その文字は符号位置の U+FEFF
です。
このトリックは、BOM を読み込んだときにバイト順がわかるということです。
ビッグエンディアンのプラットフォームで書かれたものならなら
0xFE 0xFF
を読み出し、リトルエンディガンのプラットフォームで
書かれたものなら 0xFF 0xFE
を読み出します。
(そしてもし元のプラットフォームで UTF-8 で書かれたものならば
0xEF 0xBB 0xBF
というバイト列を読むことになるでしょう。)
このトリックがうまくいくのは符号位置 U+FFFE
の文字は正当な
Unicode 文字でないということによって、0xFF 0xFE
という並びは紛れなく
"リトルエンディアンフォーマットの BOM" であって
"ビッグエンディアンの U+FFFE
" とはならないのです。
UTF-32, UTF-32BE, UTF-32LE
UTF-32 ファミリーは UTF-16 ファミリーと良く似ていますが、ユニットが
32 ビットで、そのためサロゲート方式の必要がないという点が異なります。
BOM シグネチャは BE では 0x00 0x00 0xFE 0xFF
に、
LE では 0xFF 0xFE 0x00 0x00
になります。
UCS-2, UCS-4
ISO 10646 標準で定義されているエンコーディングです。
UCS-2 は 16 ビットエンコーディングです。
UTF-16 とは異なり、UCS-2 は U+FFFF
を超えた範囲に拡張できません。
これはサロゲートを使わないためです。
UCS-4 は 32 ビットエンコーディングで、機能的には UTF-32 と同じです。
UTF-7
7 ビットセーフ(非 8 ビット)エンコーディングで、8 ビットセーフでない 転送や格納に便利です。 RFC 2152 によって定義されています。
不正な UTF-8
残念ながら、UTF-8 の仕様ではひとつの Unicode 文字の入力から 何バイトのエンコードされた出力として解釈するのかについていくらかの 余地があります。 厳密にいえば、可能な限り最も短い UTF-8 バイト列が生成されるべきです。 なぜなら、そうしないと UTF-8 コネクションの終わりにおいて、入力バッファが オーバーフローする可能性があるからです。 Perl は常に最も短い長さの UTF-8 を生成し、本当の Unicode の符号位置でない サロゲートのような不正な形式の最短でない UTF-8 に関して警告を発します。
正規表現はバイトデータと文字(Unicode)データとでまったく異なる
振る舞いをします。
たとえば、単語文字("word character")クラス \w
はそのデータが
8 ビットバイトか Unicode かに依存して異なる働きをします。
第一の場合、\w
文字の集合は相対的に小さいものです -- アルファベット、
数字、そして "_" のデフォルト集合 -- もしくはロケール(perllocale を参照)を
使っているのであれば、\w
はあなたの使っている言語や国に応じていくつかの
文字が増えているかもしれません。
第二の場合、\w
の文字集合は相対的に大きなものになります。
最も重要なことは、最初の 256 文字の集合にあってさえ異なる文字と
マッチする可能性があるということです: 言語と国のペアで指定される
大部分のロケールと異なり、Unicode のクラス分けは どこかにある
すべての文字を \w
に属するものとします。
たとえば、あなたの使っているロケールは LATIN SMALL LETTER ETH が
(アイスランド語を使っていない限り)属していないとみなしているでしょうが、
Unicode は属するものとしてみなすのです。
すでに述べている通り、Perl は二つの世界のそれぞれに片方の足
(二つのひづめ?) を突っ込んでいます: 古いバイトの世界と新しい文字の世界で、
必要に応じてバイトから文字に昇格します。
もしあなたの古いコードが明示的に Unicode を使っていないのなら、文字への
切り替えが自動的になされることはありません。
文字はバイトにダウングレードされるべきではありません。
偶発的にバイトと文字が混じる可能性がありますが(perluniintro を参照)、
そのような場合正規表現中の \w
は異なるふるまいをするかもしれません。
あなたのコードをレビューしてください。
warnings と strict
プラグマを使ってください。
EBCDIC プラットフォームでの Unicode の扱い方は未だ実験的です。
このようなプラットフォームでは、この文書やその他での
UTF-8 エンコーディングへの言及は、特に ASCII 対 EBCDIC 問題について
議論されている場合でない限りは、Unicode Technical Report 16 で
定義されている UTF-EBCDIC を意味するものとして読むべきです。
utfebcdic
プラグマや ":utfebcdic" 層はありません;
代わりに、"utf8" と ":utf8" が、そのプラットフォームの「自然な」
Unicode の 8 ビットエンコーディングを意味するように再利用されています。
この問題に関する更なる議論については perlebcdic を参照してください。
通常ロケールの設定と Unicode は互いに影響を及ぼすことはありませんが、 いくつかの例外があります:
デフォルトの open()
層や @ARGV
の標準ファイルハンドルの
自動的な UTF-8 化を、-C
コマンドラインスイッチか
環境変数 PERL_UNICODE
によって有効にできます。
-C
スイッチについての説明は perlrun を参照してください。
Perl は Unicode と古いバイト指向の世界の両方で働くために苦労しています。 ほとんどの場合はうまくいきますが、ときには Perl が二股をかけていることが 問題を引き起こすこともあります。
Perl には入出力を Unicode で行うための多数の方法があり、 @ARGV のように Unicode (UTF-8) として解釈できるようなその他の 「エントリポイント」はほとんどない一方、(何らかのエンコーディングで) Unicode が引数として与えられたり結果として返されるべきにも関わらず、 そうなっていない場所も未だ多くあります。
以下に挙げるのはそのようなインターフェースです。
これらすべてが現在の Perl(5.8.3) では単純に引数と戻り値の両方が
バイト文字列か、encoding
プラグマが使われていれば UTF-8 文字列で
あると仮定しています。
このようなケースにおいて、Perl がなぜ Unicode による解決を しないのかの理由の一つは、答えがオペレーティングシステムや ファイルシステムに強く依存しているからです。 たとえば、ファイル名が Unicode で記述できてエンコーディングが 合っていたとしてもそれは移植性のあるコンセプトではないのです。 同様なことが qx や system にも言えます: 「コマンドラインインターフェース」は Unicode をどのように 扱うのでしょうか?
chdir, chmod, chown, chroot, exec, link, lstat, mkdir, rename, rmdir, stat, symlink, truncate, unlink, utime, -X
%ENV
glob (または <*>)
open, opendir, sysopen
qx (または逆クォート演算子), system
readdir, readlink
ときとして(Unicode ではない場合 を参照)、バイト列を UTF-8 であるように強制したりその逆を行う場合があるかもしれません。 低レベルの呼び出し utf8::upgrade($bytestring) と utf8::downgrade($utf8string[, FAIL_OK]) がその回答です。
utf8::downgrade() は、バイトに収まらない文字を含む文字列の場合は 失敗することがあることに注意してください。
Perl の Unicode を XS 拡張で取り扱いたいと思うのなら、以下に挙げる API 群が便利かも知れません。 XS レベルでの Unicode に関しての説明は perlguts/"Unicode Support" を、 API の詳細については perlapi を参照してください。
DO_UTF8(sv)
は UTF8
フラグがオンでバイトプラグマが効果を
もっていないときに真を返します。
SvUTF8(sv)
は UTF8
がオンのとき、バイトプラグマの状態には
関係なく真を返します。
UTF8
フラグはスカラの中で 255(もしくは127)を超える符号位置の文字が
あるということを 意味しません。
UTF8
フラグの意味するところは、スカラ中のそのオクテットの並びが
文字列としてUTF-8でエンコードされた符号位置の並びだということです。
UTF8
フラグがオフであるということは文字列の中のエンコードされた
文字が 0..255 の範囲でエンコードされたオクテットであることを意味します。
Perl の Unicode モデルは本当に必要となるまで UTF-8 を使用しません。
uvchr_to_utf8(buf, chr)
は Unicode の文字符号位置を UTF-8 で
エンコードされたの符号位置としてバッファに書き込みます。
そして、その UTF-8 バイトの後を指し示すポインタを返します。
これは EBCDIC のマシンでも適切に動作します。
utf8_to_uvchr(buf, lenp)
はバッファから UTF-8 エンコードされたバイトを
読み出し、Unicode の文字符号位置と、オプションでその
UTF-8 バイトシーケンスの長さを返します。
これは EBCDIC のマシンでも適切に動作します。
utf8_length(start, end)
は UTF-8 エンコードされたバッファの長さを
文字で返します。
sv_len_utf8(sv)
は UTF-8 エンコードされたスカラの長さを返します。
sv_utf8_upgrade(sv)
はスカラの文字列をその UTF-8 エンコードされた
形式に変換します。
sv_utf8_downgrade(sv)
は(可能であれば)その反対の動作をします。
sv_utf8_encode(sv)
は sv_utf8_upgrade
に似ていますが、
UTF8
フラグをセットしない点が異なります。
これらの欠如が一般的な目的のエンコーディングやデコーディングの
インターフェースとして使われていることに注意してください:
use Encode
がそのためにあります。
sv_utf8_upgrade()
はエンコーディングプラグマに影響を受けますが、
sv_utf8_downgrade()
はそうではありません(なぜならエンコーディング
プラグマは一方通行にデザインされているからです)。
is_utf8_char(s)
はポインタが正しい UTF-8 文字を指し示しているときに
真を返します。
is_utf8_string(buf, len)
はバッファの len
バイトが正しい
UTF-8 文字であるときに真を返します。
UTF8SKIP(buf)
はバッファの中にある UTF-8 エンコードされた文字の
バイト数を返します。
UNISKIP(chr)
は UTF-8 エンコードする Unicode 文字の符号位置が要求する
バイト数を返します。
UTF8SKIP()
は UTF-8 エンコードされたバッファの文字に対して繰り返しを
行うような例に便利です。
UNISKIP()
はたとえば、UTF-8 エンコードされたバッファの要求する大きさを
計算するのに便利です。
utf8_distance(a, b)
は同じ UTF-8 エンコードされたバッファをさす
二つのポインタの間の文字単位の距離を返します。
utf8_hop(s, off)
は、UTF-8 バッファ s
から Unicode で off
文字分
(正数でも負数でも) 移動した UTF-8 エンコーディングバッファへの
ポインタを返します。
バッファを超えないように注意してください: utf8_hop()
は、そう
指示されれば何も気にせずにバッファの先頭や末尾を踏み越えます。
pv_uni_display(dsv, spv, len, pvlim, flags)
と
sv_uni_display(dsv, ssv, pvlim, flags)
は Unicode の文字列やスカラの
出力をデバッグするのに便利です。
デフォルトではデバッグのみに便利です -- すべての 文字を
16 進の符号位置として表示します -- しかし UNI_DISPLAY_ISPRINT
,
UNI_DISPLAY_BACKSLASH
, UNI_DISPLAY_QQ
というフラグを
与えることによって、出力を読みやすくできます。
ibcmp_utf8(s1, pe1, l1, u1, s2, pe2, l2, u2)
は Unicode に
おいて大小文字を無視した文字列比較に使うことができます。
大小文字を意識した比較には通常どおり memEQ()
や memNE()
を
使うことができます。
もっと詳しい情報は、perlapi と、Perl のソースコード配布の utf8.c と utf8.h を参照してください。
Unicode データと共にロケールを使うことはおかしな結果を もたらすことになりやすいです。 現在のところ、Perl は文字に 0..255 の範囲の 8 ビットロケールを 割り当てようとしていますが、このテクニックは Unicode に マップしようとしたときに先の範囲の文字を使用するロケールに対して 明らかに正しくありません。 Perl の Unicode サポートはまた、遅くなりがちです。 Unicode といっしょにロケールを使うことはお勧めできません。
ロケール指定がない場合、その他の文字や符号位置とは異なり、これらの文字は
バイトセマンティクスと文字セマンティクスでとても異なったセマンティクスです。
文字セマンティクスでは Unicode 符号位置として解釈され、Latin-1
(ISO-8859-1) として参照されます。
バイトセマンティクスでは、未定義文字として扱われ、保持している
セマンティクスはその番号だけで、様々な文字クラスのメンバにはならないことを
意味します。
例えばどれも \w
にはマッチングしませんが、全て \W
にマッチングします。
これらのクラスのマッチングの他に、これが影響を与えることが知られている
操作は、大文字小文字の変更、大文字小文字を無視した正規表現マッチング、
quotemeta() です。
これにより、符号位置 255 を超える文字が追加されたり削除されたりすると、
文字列のセマンティックスがバイトから文字へ(またはその逆へ)突然
変更されるという予想外の結果を引き起こすことがあります。
この振る舞いは 5.12 で変更される予定ですが、今のところの回避方法は
常に utf8::upgrade($string) を呼び出すか標準モジュール Encode や
charnames を使うことです。
Perl がエクステンションとデータをやり取りするとき、そのエクステンションは UTF8 フラグを理解し、また、それに従った振る舞いをすべきです。 エクステンションがこのフラグについて何も知らなければ、そのエクステンションは 正しくないフラグがついたデータを返す可能性があります。
そのため、もし Unicode データを扱おうというのであれば、 Unicode データの 交換に関して何らかの記述があるのなら使うモジュールすべてのドキュメントを 調べてください。 ドキュメントが Unicode に関して何の言及もしていないのなら、最悪のケースを 考慮し、そしてそのモジュールがどのように実装されているかを知るために ソースを見ることになるかもしれません。 完全に Perl で書かれたモジュールは問題を引き起こしません。 他のプログラミング言語で書かれている直接または間接にアクセスするコードに リスクがあるのです。
影響を受けた関数のための、データの劣化(data corruption)を防ぐ単純な 戦略とは、交換するデータのエンコーディングを常に明確にするということです。 エクステンションが取り扱うことができると知っているエンコーディングを 選択してください。 エクステンションに渡す引数を選択したエンコーディングに変換し、 エクステンションから返ってきた結果をそのエンコーディングから 逆方向に変換します。 変換を行ってくれるラッパ関数を書いておいて、 エクステンションが追いついた時に関数を変更できるようにしておきます。
例として、まだ Unicode データを取り扱うようにはできていない、 有名な Foo::Bar::escape_html について述べましょう。 ラッパ関数は引数を生の UTF-8 に変換し、結果を Perl の内部表現に 逆変換します:
sub my_escape_html ($) { my($what) = shift; return unless defined $what; Encode::decode_utf8(Foo::Bar::escape_html(Encode::encode_utf8($what))); }
エクステンションがデータを変換しないけれども格納したり取り出したりするときに、
ときとして危険な Encode::_utf8_on() 関数以外のものを
使うことがあるかもしれません。
C で書かれていて、データを以下のプロトタイプに従って格納したり
取り出したりする param
メソッドを持っている
有名な Foo::Bar
エクステンションについて述べてみましょう:
$self->param($name, $value); # set a scalar $value = $self->param($name); # retrieve a scalar
どのエンコーディングもまだサポートしていないのなら、
以下のような param
メソッドを持った派生クラスを
記述することができるでしょう:
sub param { my($self,$name,$value) = @_; utf8::upgrade($name); # make sure it is UTF-8 encoded if (defined $value) { utf8::upgrade($value); # make sure it is UTF-8 encoded return $self->SUPER::param($name,$value); } else { my $ret = $self->SUPER::param($name); Encode::_utf8_on($ret); # we know, it is UTF-8 encoded return $ret; } }
一部のエクステンションはデータのエントリ/脱出ポイントでフィルターを 提供しています。 たとえば DB_File::filter_store_keyとその仲間です。 あなた使うエクステンションのドキュメントにあるそのようなフィルターに 注意してください。 それらは Unicode データの変化をより容易にします。
一部の関数は UTF-8 でエンコードされた文字列に対して適用したときにバイト エンコードされた文字列に対するときよりも遅くなります。 文字に対して働く必要のある length()、substr()、index()のような関数のすべてと 正規表現マッチングは、データが バイトエンコードされているときには かなり 早く動作できます。
Perl 5.8.0 ではこの遅さはしばしば目立つものでした。
Perl 5.8.1 では少なくとも一部の操作については、遅さを改善することを
期待するキャッシングスキーム(caching scheme)が導入されました。
一般的には、UTF-8 エンコードされた文字列に対する操作はまだ遅いものです。
たとえば、\p{Nd}
のような Unicode の特性(文字クラス)は対応する
\d
のような単純なものよりも目立って遅い(5 倍から10 倍)ことが
知られています(繰り返しますが、d
は 10 の ASCII 文字に対して
マッチするのに対して Nd
は 268 の Unicode 文字にマッチします)。
以前のバージョンでは、バイトデータと文字データを連結すると、 古い Unicode 文字列が EBCDIC を使っていたとしても、新しい文字列は バイト文字列を ISO 8859-1 (Latin-1) としてデコードして 作成されることがありました。
これらのどれかを発見したら、どうかバグとして報告してください。
Perl 5.8 は 5.6 とは異なる Unicode モデルを持っています。
5.6 ではプログラマは、ある与えられたスコープが Unicode データを
取り扱うのと Unicode データだけがそのスコープにあることを宣言するのに
utf8
プラグマの使用を要求されていました。
5.6 で動いていたプログラムを持っているのなら、以下に挙げる微調整を施す
必要があるでしょう。
例は 5.6 でも動くように書かれているので、安心して試すことができます。
UTF-8 で読み書きすべきファイルハンドル
if ($] > 5.007) { binmode $fh, ":encoding(utf8)"; }
何らかのエクステンションに渡そうとするスカラ
Compress::Zlib、Apache::Request などの、マニュアルページに Unicode に 関する記載がない何らかのエクステンションで、確実に UTF8 フラグが オフにする必要があります。 これを書いている時点(2002 年 10 月)では、上記のモジュールは UTF-8 対応でないことに注意してください。 これがまだ真であるのなら、ドキュメントをチェックして確かめてください。
if ($] > 5.007) { require Encode; $val = Encode::encode_utf8($val); # make octets }
エクステンションから返ってきたスカラ
そのスカラが UTF-8 として返ってきたものだと信じているのなら、 UTF-8 フラグをリストアしたいと考えるでしょう:
if ($] > 5.007) { require Encode; $val = Encode::decode_utf8($val); }
同様に、UTF-8 だと確信しているのなら
if ($] > 5.007) { require Encode; Encode::_utf8_on($val); }
fetchrow_array と fetchrow_hashref へのラッパ
データベースが UTF-8 のみから構成されているとき、ラッパ関数や ラッパメソッドはあなたの fetchrow_array や fetchrow_hashref の呼び出しを 置き換えるのに便利な方法でしょう。 ラッパ関数はまた、あなたの使っているデータベースドライバが 将来拡張されたときに適用しやすくするでしょう。 このドキュメントを書いている時点(2002 年 10 月)では、DBI は UTF-8 のデータを 扱う標準的な方法を持っていません。 これがまだ真ならドキュメントをチェックして確かめてください。
sub fetchrow { my($self, $sth, $what) = @_; # $what is one of fetchrow_{array,hashref} if ($] < 5.007) { return $sth->$what; } else { require Encode; if (wantarray) { my @arr = $sth->$what; for (@arr) { defined && /[^\000-\177]/ && Encode::_utf8_on($_); } return @arr; } else { my $ret = $sth->$what; if (ref $ret) { for my $k (keys %$ret) { defined && /[^\000-\177]/ && Encode::_utf8_on($_) for $ret->{$k}; } return $ret; } else { defined && /[^\000-\177]/ && Encode::_utf8_on($_) for $ret; return $ret; } } } }
ASCII だけが含まれていると分かっている大きなスカラ
ASCII だけから構成されているのに UTF8 として印付けされているスカラが あなたのプログラムへ引きずりこまれることがあります。 そのような場合を認識したならば、単に UTF-8 フラグを取り除いてください:
utf8::downgrade($val) if $] > 5.007;
perlunitut, perluniintro, Encode, open, utf8, bytes, perlretut, ${^UNICODE} in perlvar